9月11日に第4次安倍改造内閣が発足し、13名の新閣僚が任命されましたが、早くも言動やスキャンダルを心配する声が上がっています!
政府内では、田中和徳復興省、武田良太国家公安委員長、竹本直一科学技術担当相の頭文字をとって「3Tが特に不安」と言われているようですが、前回の内閣改造では、オリンピック・IT担当だった桜田大臣が失言を繰り返して辞任した苦い過去がありますので、関係者も神経をとがらせているようです。

特にこの中で不安と言われているのが、IT担当相も兼務する竹本直一大臣です!
年齢が78歳というのもあるかもしれませんが、ホームページが閲覧できない状態になっているそうで、すでに「IT担当で大丈夫?」との声が上がっています。
かなり日本人としては不安になってしまいますが、ネットを見ると台湾のIT大臣と比較されてその差に愕然としているとの意見が多くみられました!
それもそのはず、台湾のIT大臣は天才プログラマーで、ちょっと格が違うようです。
そこで今回は「日本と台湾のIT大臣の経歴」を比較してみました!
日本のIT担当・竹本直一大臣の経歴
- 名前:竹本 直一(たけもと なおかず)
- 生年月日:1940年11月23日(78歳)
- 出身:大阪府南河内郡河南町
- 学歴:京都大学法学部 卒業
- 現職:情報通信技術(IT)担当大臣、内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略、知財戦略、科学技術政策、宇宙政策)
- 所属政党:自由民主党(岸田派)
竹本大臣は、京都大学を卒業した1964年に建設省に入省し、1969年には政府派遣留学によりカリフォルニア大学バークレー校大学院、コロンビア大学大学院に留学しています。
まさにエリートといった感じですね。
選挙に初めて立候補したのは1996年の第41回衆議院議員選挙で、自民党公認で大阪15区から出馬して初当選を果たします。
その後は4期連続で当選し、2001年には第2次森改造内閣で初代経済産業政務官に任命されています。
更に、2003年の第1次小泉第2次改造内閣では、厚生労働大臣政務官に任命され、第2次小泉内閣まで勤め上げました。
その後も、小泉内閣で財務副大臣を務めるなど、順調にキャリアを積んでいきました。
あまり経歴を書いても長くなりますので、少し端折りますが、竹本大臣はこれまでITや情報通信の分野に関わっていた経歴はほとんどありませんでしたσ^_^;
上記の経歴を見ても、どちらかというと、金融や財務の経験が豊富な方のような印象を受けました。
ではなぜ、ITに精通していないと思われる竹本大臣がIT担当に任命されたのでしょうか。
なぜ竹本直一がIT大臣に任命されたのか
これは、日刊スポーツの記事によると、「スマートフォンでSNSを投稿できている」ことが理由だと言われているようですσ^_^;
まぁ78歳の方ですからSNSで発信できているだけでも凄いこととも思えますが、IT担当大臣ですから、そのレベルの事はできて当たり前だと思うんですけどねσ^_^;
菅官房長官がよくおっしゃる「適材適所」にはちょっと「???」マークがついてしまいますね。
IT分野にはすでに疑問符が付く出発となっていますが、竹本大臣への不安を増長させたのが、ホームページの件でした。
竹本大臣のホームページが閲覧できなくなっている
竹本大臣のホームページにアクセスをしてみると、以下の画面が出てきてしまいました。


竹本大臣のホームページにアクセスができなくなっていました。
竹本大臣の事務所はこの件について「ドメインがロックされているため」との回答をしています。
公式HPが見られないようになっているというご連絡を数多く頂いております。ご心配をおかけし大変申し訳ございません。
— 竹本直一 (@NaokazuTakemoto) September 12, 2019
現在、https://t.co/Qg0k9lwbiCのドメインを管理している会社からロックがかけられた状態になっておりまして、ただいま復旧作業を進めております。復活までもう少々お待ち下さい。
この状態は、数ヶ月前から続いていたようで、現在は管理会社に問い合わせをして回答待ちの状態だという事です。
まさかドメインの料金を払い忘れていたなんて事はないでしょうが、IT担当相としては脇が甘いと思ってしまいますね。
現状、日本のIT大臣は「ドメインがロックされている」状態でしたσ^_^;
では、台湾のIT担当大臣はどうなのでしょうか!
台湾のIT担当・オードリータンの経歴
- 名前:唐 鳳(とうほう)、オードリー・タン
- 生年月日:1981年4月18日(38歳)
- 出身:中華民国台北市
- 職業:フリーソフトウェアプログラマー
- 現職:中華民国行政院政務委員(2016年10月1日〜)
- 性別:女性(トランスジェンダーを公表)
- 身長:180cm
唐鳳さんは、幼い頃からコンピューターに興味を持ち、小学1年生ですでに連立方程式を解く程の天才だったそうですσ^_^;
3年生の時にはコンピューターのプログラムを既に書いていたそうで、まさに神童ですね。
12歳の時にはプログラミング言語のPerlを学び始め、どんどんプログラマーとしての実力をつけていました。
しかし、14歳の時に学校生活に馴染めず中学を中退することになります。
その後、ドイツへの留学も経験し、19歳の時にシリコンバレーでソフトウェア会社を起業することになります。
IT業界での活躍は目覚ましく、BenQやアップルの顧問などを務め、12歳の頃から学んでいたプログラミング言語「パール6(Perl 6)」の開発にも大きく貢献しました。
そして、政府の情報を透明化させる「g0v零時政府」のハッカーの経験を買われて、
2016年10月1日には、35歳の若さで日本の内閣に須藤する”台湾の行政院”に入閣を果たします!
無任所閣僚の政務委員(デジタル担当)として大臣級の政務委員を務め、主にデジタルを担当しています。
これだけでも物凄い事ですが、最も素晴らしいのは唐さんの”仕事に対する理念”でした!
理念が素晴らしすぎる
唐さんのITリテラシーの凄さは経歴を見れば一目瞭然ですが、凄いのはIT担当としての理念です!
唐さんは理念の一つとして、「Radical Transparency」(徹底的な透明性)」を掲げていらっしゃいます。
なんかほんと尊敬してしまいますね( ・∇・)
日本もここは見習うべき部分ですね。
更に、ネット上での少し意地悪な質問にも全て真摯に答えており、国民の代表として素晴らしい活躍をされています。
これからも、どんどん革新的なアイディアで台湾のIT技術を高めていかれるのでしょう。
最後に
ここまで、日本と台湾のIT担当相について見てきました。
ちょっと比較するのも虚しくなるほど、台湾の唐さんはITリテラシーも人格も素晴らしい方でした。
ネット上で日本の竹本大臣に心配の声が上がるのも無理はなく、これからどのように巻き返していくのか国民としては見守っていくことになりそうです。
前回の桜田大臣のようにならないように、しっかりと職務にあたっていただきたいですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました(^。^)

